摺り漆 (拭き漆)

 

 

 

 木地は会津桧枝岐産栃の木を職人が手彫りで彫ったもの。

 塗る前に磨きをしっかり仕上げる。ここでひび、虫食いがあれば刻芋(こくそ)

 で埋める。

 

 

 

 一、二回目は漆を松根油(しょうこんゆ)で少し薄め木地への染込みを促します。一回目は刷毛を使い、染込みがなくなるまでたっぷりと塗ります。余分な漆を拭き取り、一日二日かけゆっくりと乾かします。乾かすことを考え、片面づつ塗ります。

 

 

 

 漆は温度だけでなく、空気中の水分と結合し乾く、他にはみられない面白い性質をもっています。梅雨の時期などは塗ったそばから乾いていくほどです。

 速く乾いた漆は色、艶が悪くあまり良い出来にはなりません。特に顔料を入れた色漆を使うと歴然です。漆塗りで難しいのは、この湿度管理かもしれません。 

 

 

 

 ここでご紹介している塗り方は、摺り漆(拭き漆)と言い 薄く塗っては拭き取り乾かしを繰り返し、漆 の層を厚くしていく技法です。木地の木目を生かす塗り方です。      五回目くらいから漆特有の艶がでてきます。

 

 

  最後に漆かぶれについてですが、かぶれる漆ほど良い漆の証だと言います。しかし完全に乾いた漆はかぶれません。そのためJAHでは出来上がった製品をすぐにはお渡しできません。特にオーダーの製品にはお時間がかかります。何卒ご了承ください。

漆かぶれ等ご質問ございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。

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