漆と日本

 ウルシ科ウルシ属の漆は原産は中央アジアとされている。

日本でも縄文時代の遺跡から漆が塗られた、器や矢じりが出土されている。

 奈良時代には漆の植樹が行われ、採れる量をコントロールされていたみたいだ。

 明治以降、西洋の文化が日本に入って来て、塗料も手軽に塗れるラッカー、ニス等に押された。

漆は姿を薄めた。残った漆芸も商業ベースにのった物が大半となってしまった。

 近年、エコ時代になり再び、天然塗料である漆に注目する人々が出てきたみたいだ。

 

 

  

漆の特性

 一般的に塗料はアルコール分、水分が蒸発して乾く。一方、漆は空気中の水分を取り入れ乾く(固まる)。他にはみられない面白い性質をもっている。

 傷ついた皮脂から細菌が入らないよう漆の樹液は分泌され固まる。

そのため細菌が好む気温、湿度が高い時ほど速く固まろうとする。

 

乾いた漆面は強靭でアルコール、シンナーにも強く、酸やアルカリにも侵されず又熱にも強い。

接着力もあり昔は割れた陶器の補修にも使われていました。

漆かぶれ

 漆はかぶれる。確かにかぶれます。。個人差があるみたいですがひどい時には水泡ができ、火傷みたいになります。人間のタンパク質との結合によるアレルギー反応らしいのですが、一ヶ月以上痒みが続く事もあります。

 

 このかぶれは漆が乾くとき漆内の成分とタンパク質が反応し起きるみたいです。

漆のお椀で味噌汁が飲める様、完全に乾いた漆はかぶれる事はありません。